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起業する前に知っておきたいお金の話Ⅱ #4

みなさんこんにちは。
税理士の荻島宏之(おぎしまひろゆき)です。
新しい年を迎えていかがお過ごしでしょうか。
私は今年も明治神宮へ会社のメンバーと参拝に行きまして
静かな心持ちで新たなスタートを切ることが出来ました。

さて、新年1回目のブログは
資金調達方法その3「他人に出資してもらう」
について書いてみたいと思います。


「人から出資してもらう」ということをどう考えるか



起業時の資金調達方法として、

①自分で用意する(こつこつ貯金していた、退職金を元手にする、など)
②他人から借りる
③他人に出資してもらう
④国など公的機関からもらう


の4つがあることを紹介しました。
本日はこちらの③についてです。


そもそも起業するためにいくら資金調達したら良いのか?



よく起業を考えている方から
「お金はいくら準備したらよいのか?」
というご質問を受けます。

それに対する答えは、

事業計画次第

という外ありません。

少なくとも向こう3年~5年の収入と支出計画を元にした資金繰り計画を立てます。
最初は元手を0円として作成することで「最低限必要な資金」がこれでわかります。
「最低限」と書いたのは、事業計画通りにいかない事の方が多いので
「資金余裕」も頭に入れておくべきだという意味です。

必要資金が確定したところで、

・エクイティファイナンス(他人に出資してもらう) ←冒頭の4つのうちの③
・デットファイナンス(他人から借りる) ←冒頭の4つのうちの②

によって資金調達を進めて行くことになります。

起業時のデットファイナンスについては、
創業融資制度などを第2回のブログでご紹介しましたが、
改めてエクイティファイナンス/デットファイナンスの特徴を整理します。

起業する前に知っておきたいお金の話Ⅱ4_1

両者それぞれ長短ありますので、
経営者は事業の性質やその時の状況に応じて
バランスを取りながら資金調達をする必要があります。


他人に出資してもらうと「口出しされる」?



さて、今回のメインテーマである、
「他人に出資してもらう」=エクイティファイナンス を考えるとき、
必ず話題にのぼるのは
「経営に口出しされるし、自分の思い通りにできなくなるのでは?」
という皆様の不安です。
こちらについて触れたいと思います。

上記の図表にもあるとおり、
出資してもらう=株主として経営の一部を所有してもらう
という事になります。
会社は誰のものか?という議論はさておき、
法律上、会社の最高意思決定期間は「株主総会」というものです。
この株主総会で「取締役を決める」「事業を譲渡」などの重要事項が決まります。

起業する前に知っておきたいお金の話Ⅱ4_2

株主の構成というものが、決議に影響してくるということになります。
「口を出される」ならまだしも、
状況によっては取締役を解任されることも、可能性としてはあります。

このようなことを一切心配したくないのであれば、
出資の割合に気をつけながら資金調達を考える必要があります。
出資割合については以前の記事、公認会計士・税理士の萩口義治氏による
『起業における、賢い資金調達術!』#7で詳しく解説されていますので
ぜひご覧いただければと思います。

他人に出資してもらうことには上記の心配事もありますが、メリットもあります。

・お金のことのみならず、経営に関しての貴重な助言を得られる
・人のお金を預かっているので経営者の気が引き締まる
・事業を支援してくれる人脈が拡がる


などです。

自分だけで用意できるお金には限りもあることです。
自分の事業の将来を考えてよくよく検討する必要がありますね。
正解はないテーマです。
自分の人生感について考えることにもなると思います。

次回は、引き続き「他人に出資してもらう」が大きなテーマですが、
他人=「投資家」と言われる方々について書いてみたいと思います。





ogihima 荻島 宏之(おぎしま ひろゆき)
 株式会社start-with/荻島会計事務所 代表 税理士
 1976年埼玉県生まれ。
 2013年6月に12年勤務した会社を退職。
 まだ世にない価値を創り出す「起業」を支援すべく、
 株式会社start-with/荻島会計事務所を開業。
 お客様とともに成長していけることに楽しさを感じています。
 HP:http://start-with.co.jp




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