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Topics プロフェッショナル経営者の挑戦(2005-06-16)
P1010071.JPG 第19期 経営者講義
プロフェッショナル経営者の挑戦
倉重 英樹氏(日本テレコム株式会社 代表執行役社長)
2005年06月16日(木) 19:00-21:00

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■リーダーとマネジメント
リーダーとマネジメントは何が違うか。マネジメントは上がアポイントするもので、リーダーは下が押し上げてくるものだ。だからマネジメントの世界にいると上にいい顔をしたほうがよく、逆にリーダーは下を見ていないといけない。リーダーとして下から祭り上げられるには自身をオープンにしていなければならない。本音でコミュニケーションしていなければならないし、自分の背景も皆に見えていなければならない。私は今わが社のリーダーたちに三つの勇気を持ってくれと言っている。一つ目は人を信用する勇気。人を信用すれば多くの場合裏切られる。それでも信用してくれといっている。人を信用しなければコラボレーションは生まれないからだ。二つ目は自分をオープンにする勇気。自分をオープンにすると色々な人が反応してくれる。それは自分に都合いいものも聞きたくないようなものもある。しかしそれらを含めて、人が反応してくれることで自分は賢くなれる。オープンでないと相手にわかってもらえない。三つ目はリスクをとる勇気。何にでもリスクはあるが、リスクをとらなければ活動がスタートしない。活動が動かないと組織が動かず、組織が動かないと、ラーニングがスタートしない。リスクを冒して失敗することもある。そのときは謙虚に学べばよい。

■「指示、説得、納得、感動」
「指示、説得、納得、感動」の四つの言葉を覚えておいてほしい。指示、説得はボスである上司の行為だ。納得、感動は部下の行為。指示で部下を動かしている管理者は大した管理者ではない。納得、感動で動いてくれるほうが部下の動きが大きい。指示、説得で動いている時はフェイス・トゥ・フェイスで顔を窺いながら動いている。納得、感動で動いているときはきっと顔は見ていない。背中を見て動いている。だから背中で部下を動かせるリーダーになれと言われる。非常に重要なことだ。

■ビジョンは実現するものである
日本テレコムに入って最初にした仕事はビジョンを設定することであった。もともとテレコムにはビジョンはあった。よって最初に役員会に投げかけたのは今あるビジョンを踏襲するか、変更するか、まったく別のものにするのかどれにすべきかということだった。ある人が今あるビジョンは悪くはないが、会社はこうあるべきというもので、テレコムでなくても通用するものだと言った。みんなが納得し、全く新しいビジョンを作ることになり、多くのディスカッションを重ね、今の「日本テレコムは21世紀のネットワーク社会におけるライフスタイル、ワークスタイル、ビジネスモデルを提案し、それを最先端のテクノロジーで実現する」というビジョンを設定した。ビジョンを作るにあたり大事なことが二つある。一つはわかりやすいこと、もう一つはキーワードがあること。それを共有化するために社員みんなが見えるようにするのだが、ビジョンは壁に掛けておくようなものではない。実践するものである。そこでまず当社のワークスタイルを掲げ、それを実現するために人事制度と研修制度とワークスペースという三本柱を作り、今の制度や汐留のオフィスにつながっている。要するにビジョンとはマスコミ用とか株主用とかではなく、実現していくものであり、実践する中で理解され浸透していくものである。

◆講義終了後のアンケートには様々な感想が寄せられました。

-本当に重くためになる話でした。「人」との大事な考え方は、大変参考になりました。

-モチベーションを引き出すためのリーダーとしての役割。組織について明確に理解できました。

-ひとことひとことに重みがあり、とても心に響きました。人生について再考させられます。

-何になりたいのか、何を目指しているのか、人を成長させるのはこれだ。感動で泣きそうでした。



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講義終了後は懇親会を行い、倉重氏にも遅くまでご参加いただきました。

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