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■最初のステップは業界をつかむこと
「新規参入の脅威」「供給業者・売り手との力関係」「代替品の脅威」「顧客・買い手との力関係」「業界内の競争関係」から、業界として魅力があるのかないのかを見てみよう。それにより自分の業界がどのような業界なのか、大きく把握することが有効だ。その中で、業界をどう定義するかが大事になってくる。例えば伊藤園を見ても、清涼飲料と大きく定義するのか、お茶系の飲料というセグメントをかけるのかで大きく変わる。
大事なのは周りと比べてみること。そして、自分は何を知りたいのか、それを得るためにどのような手段で明らかにするのか、考えないといけない。分析手法、戦略作成のツールはものすごく氾濫している。ただ従って当てはめてみるだけでは何にもならない。どういうときに、どれをどのように使うかが大事。そこが一番の考えどころだ。
■戦略を考え、バリューチェーンを考える
業界として「儲かりそうな」魅力的な業界ではなくても、「お客さんの絞込み」「どういう価値を提供するのか」といった2点で、ユニークではっきりした戦略を持っているならば、非常に収益性が高い事業が展開できる。だから、新しいビジネスを考えていて、その業界があまり魅力がないと思えても、そんなに心配は要らない。非常に明確な戦略を持てば大丈夫。
その上で、活動、バリューチェーンを考える。どういうプロセスで価値を提供していくのかということだ。ただし、すべてを自分でやるのかというと、そうではないし、財務的にも回らなくなる可能性が高い。どこが自分達の強みなのか、どこを外に出しても構わないのか考え、武器は内に持ち、それ以外は外に出す。これは大変重要な意思決定になる。