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100億円企業へブレークスルーする!
※売上規模3億以上の経営者(陣)限定!

講師: 坂本 桂一 氏
  ゼロベースから数百億円企業を生み出し続ける事業開発プロフェッショナル
アドビ、ウェブマネーの立ち上げ人
  
>>詳細プロフィール


【坂本桂一氏の補足資料】

  1. 坂本桂一氏のプロフィール
  2. 実績紹介(書籍より抜粋)
  3. 経営エッセンス(書籍より抜粋)

坂本桂一氏のプロフィール
坂本桂一(さかもとけいいち)氏

株式会社フロイデ会長、  山形大学客員教授
東京大学教育学部中退。大学時代に、株式会社サムシンググッドを設立し同社社長就任。 その後、株式会社ソフトウィング、アルファシステム株式会社、アドビシステムズ株式会社 (当時社名アルダス株式会社)、 株式会社ウェブマネー、 株式会社ウェブストリームなどを設立し代表、会長を歴任 (以上全て現在は退任)。
日本のITビジネスの黎明期より、その牽引役として活躍。ソニーSMC70、シャープX68000、 WINDOWS3.0J、 プレイステーション等の開発に深く携わったほか、ウェブマネーはそのビジネスモデル構築段階から中心として関わり、 インターネット通貨のスタンダードとして成功を収める(2007年12月、ジャスダック証券取引所NEOに上場)。

著書:
頭のいい人が儲からない理由』(講談社BIZ、2007年)
『新規事業がうまくいかない理由』(東洋経済新報社、8月出版予定)
『常識破りの成功哲学』(PHP研究所、10月出版予定)
『ビジネスを作る人ための、仮説思考講座』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、12月出版予定)
など多数。
出版予定の書籍タイトルは変更される可能性があります
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実績紹介(書籍より抜粋)
●戦略的構想によりDTP市場を開拓したエピソード(書籍「頭のいい人が儲からない理由」P84)

私はどうしてもページメーカーというDTPソフトの、日本での独占権を取りたくて、 開発元であるアルダス社の本社があるシアトルに乗り込み、そこに住み込んでしまうという荒業でその権利を獲得することに成功した。 しかしながら、DTP市場はアメリカでは活況を呈していたものの、日本の場合はワープロ専用機が普及していたこともあって、 市場そのものが未成熟だった。 そこで、私は日本のDTP市場を開拓すると同時に、ページメーカーで市場を独占してしまおうと考えた。 当時アメリカではページメーカーと、もうひとつクォークというソフトがDTP市場を二分していたが、 日本ではDTPといえばページメーカーのことだと誰もが思い浮かべる、それくらい圧倒的なシェアを獲得してしまおうと目論んだのである。

そのためにはどうしたらいいか。さまざまな仮説を検討した末に、私はハイ・イメージ・ブランディング戦略をとることにした。 DTPソフトを買い求めるのは誰かといったら、まったくの素人というのは考えにくい。 当初は、それまで手作業で版下をつくっていたような編集や印刷のプロが中心となるだろう。 しかも、DTPで仕事をするとなると、ソフトのほかに処理能力の高いパソコンや、レーザープリンター、スキャナー、フォントなども必要だ。 ということは、ユーザーはある程度の出費は最初から覚悟しているはずである。 いや、仕事だけになにがなんでも安いものというより、むしろ、値が張っても安心感の得られるツールを選ぶのではないか。 ということは、それが業界ナンバーワンあるいは世界的に評価されている商品であるということは、最大の購買動機になる。 そこで、ページメーカーを世界の第一級品という高級なイメージで売り出すことにしたのである。

まずは、広告。開発元のアルダス社の社長であるポール・ブレイナードは、業界ではDTPの創始者として通っていた。 そこで、このポール・ブレイナードが地球の上に手を置いているデザインを考え、それをカタログやポスターに使うことにした。 ページメーカーは世界を支配している商品であるという意識を消費者に刷り込むためだ。 次に、価格を十四万八千円に設定した。 一太郎が約五万円だったから、その約三倍と、この手のソフトとしてはかなり高額なのは間違いない。 だが、商品そのものに高級感と信頼性があれば、逆に高価格はその物語を強化し、結果としてプレステージが上がると踏んだのである。 それから、一流の商品を扱えるのは一流の流通のみということで、販売代理店をキヤノン販売、ソフトバンク、大塚商会の三社に絞り、 三社の社長を呼んで大々的に記者会見を行った。じつは、仲の良い流通会社は他にもあったが、あえてそこにも扱わせない。 それぐらい徹底してページメーカーをハイイメージにブランディングしていったのである。

しかし、ここでひとつ問題が発生した。 ページメーカーが動作するには、OSがウィンドウズかマッキントッシュでなければならない。 ところが、そのころはまだ国民機とまで呼ばれるほどNECの98シリーズの力が強く、とくに営業力のあるNECが、 自分のところの98シリーズを売りたいがために、あまり熱心にウィンドウズを販売していなかったので、ウィンドウズが伸び悩んでいたのだ。 そこで、私はマイクロソフトのビル・ゲイツのところに行って、ソフトバンクがこれからページメーカーをどんどん売っていこうというのに、 ウィンドウズ・マシンを使っている人にしか売れないのは困る。 NECはいまのところウィンドウズを売る気はない。 万一、NECが売る気になっても販社はそうではない。 そこで、ソフトバンクにもウィンドウズの販売権を与えてくれないか。 そうすれば彼らがページメーカーと一緒に売るから、ウィンドウズのシェアもどんどん広がるぞと頼んだ。

もちろん、ビル・ゲイツにとっても悪い話ではない。 結果、ページメーカーには無料でNEC用のウィンドウズがバンドルされるようになった。 さらに、そういうことならとマイクロソフトがDTPソフトとしてページメーカーを積極的に推奨するようになり、 ページメーカーはますます売りやすくなった。 一方、アップルの盟主を自負するキヤノン販売に対しては、あえてサムシンググッドの名は表に出さず、 あたかもキヤノン販売がページメーカー・マッキントッシュ版の、日本での発売元のようにふるまうことを認めた。 さらに、DTPソフトはもうひとつの主力商品であるレーザープリンターのセールスにもつながるということもあって、 ページメーカーに対するキヤノン販売の力の入れ方は半端ではなかった。 他方、流通販売権を与えた会社には、独占的にメリットを享受できることと引き換えに、 投資の一端を担ってもらうことも忘れなかった。 たとえば、ソフトバンクには、営業マンにページメーカーの教育を受けさせ、 ソフトバンク各営業所に必ず最低ひとり、ページメーカーの専任者を置くことを義務付けた。

もちろん、ページメーカーを扱えない流通会社はクォークで対抗してきた。 正直にいえばクォークだって、 機能的にはページメーカーとそれほど差はなかったと思う。 だが、私たちの戦略であるハイイメージ・ブランディングが浸透するにつれ、その差は明らかに開いていった。 一年後、見事に開花した日本のDTP市場において、ページメーカーはシェア九十五パーセントと圧勝した。 まさに、戦略の勝利である。

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●ちり紙交換で商売の仮説検証について学んだエピソード(書籍「頭のいい人が儲からない理由」P109)

私は学生時代、事業に失敗して一千万円近い借金を抱えてしまった。 その返済のために、ちり紙交換を始めたのである。 いまはそうでもないだろうが、当時ちり紙交換はカネになった。 冗談ではなく、オイルショックの最中は、王選手の年俸以上稼ぐ人がごろごろいたらしい。 私が足を踏み入れたときには、すでにオイルショックは終わっていたが、それでも一日一万数千円は稼げるといわれていた。 三十年前の一万数千円というのは、いまなら四、五万円の感覚だ。 なんの取り柄もない二十代前半の男が日銭でそれだけ稼げる商売といったら、ホストかちり紙交換しかなかったのである。 それに、仕事といっても、「毎度おなじみ、ちり紙交換でございます」のテープを流しながらトラックを適当に走らせるだけだから、 特別技術が必要というわけでもないだろう。 そのうちに、古新聞がよく出る地域などもわかってくるに違いない。 先輩たちの仕事振りを見ながら、最初のころはそんなことを考えていた。

ところが、ちり紙交換のボスから「坂本、稼ぎたかったらコースを三本に絞れ。 そのほうがいろんなところを回るより、たくさん回収できるぞ」と教えられた。 それで、本当かなと思いながらも、ABCの三コースを決めて、Aは月と木、Bは火と金、Cは水と土と、 一週間でひとつのコースを二度回るようにしたところ、たしかにいろいろなところに行くよりも量が出た。 なぜだろう。考えた末に私の出した結論はこうだ。 ちり紙交換というのは、トラックから降りてくるまでどんな人かわからない。 ヤクザっぽい人や、感じの悪い人、サービスの悪い人に当たったら嫌だなという気持ちは誰もがもっている。 だが、いつも来る人が決まっていれば、そんな心配をすることもない。 安心して手を上げてトラックを止めることができる。 なるほど、同じ場所に繰り返し行くというのは、そういう古新聞を出す一般家庭の人の心理を巧みについているというわけだ。

ならば、三コースより二コースのほうがひとつの地域により頻繁に顔を出せるのではないか、 そう思ってためしに二コースにしてみたところ、回収量はさらに増えた。 不思議ではないか。 頻度を上げると二日前に回ったところから、また、新聞が出てくる。 もっと地域の人に覚えられ、信頼されるようになったら、みんな自分が回収に行くのを待っていてくれるに違いない。 そうして、ひとつの地域の古新聞を一手に回収できるようになれば、何ヶ所も回らなくても確実に量は稼げる。 こう仮説を立てた私は、最終的にコースをひとつにして毎日同じ場所を回ることに決めた。 さらに、地域との密着度を深めるためにさまざまな戦術を駆使した。 まず、手をつけたのは音声テープ。 それまでは、会社から借りたものをそのまま使っていたが、これではちり紙交換が来たことはわかっても、 私のトラックかそうではないか区別できない。 そこで、自分の声でテープを吹き替え、私が来たことが遠くからでもすぐにわかるようにした。 それから、アパートやマンションの上階に住んでいる人が見つけやすいよう、トラックの天井に銀紙を張った。

さらに、古新聞と引き換えに渡すトイレットペーパー、これは集めた新聞を卸すところで買うのだが、質があまりよくない。 タダでやるものだから質なんてどうでもいいという考え方がみえみえの代物だったので、私はこれをやめて、市販のものを使うことにした。 多少割高だが、それでもスーパーマーケットの特売などを利用すれば、わずか一個数十円の差だ。 それで、他の人より私に出したほうが得だと思ってもらえるのだから、こんなに安い投資もない。 トイレットペーパーや箱入りティッシュをクリネックスやネピアにした。 また、古新聞と交換するときも、あまり細かいことはいわないで、 むしろ、口うるさいおばさんには先にこっちから多めに渡してしまうことにした。 そうすると、あの人は気前がいい、ちゃんとしたメーカーのトイレットペーパーをくれるという評判が広まって、 私が行くのを心待ちにしてくれる家が増えるのだ。

こうして、ひとつの地域を深く掘るという私の戦略は、確実に効果をあげていく。 しかし、それでも時には空振りもあった。 私が来る直前に他のちり紙交換が回収に回ってしまったときなどは、待ちきれずに出してしまう人もいたからだ。 そこで、あるとき今日は回収量が少ないと思った私は、「ちり紙交換ですけど、新聞ありませんか」と、 アパートを一軒一軒ノックして回ることにした。 正直にいうと、当初はちり紙交換という仕事が恥ずかしくてたまらなかった。 東大生というプライドとちり紙交換に対する偏見が相まって、いくら借金を返すためとはいえ、 かっこよくない仕事に携わっているという惨めな気持ちでいっぱいだったのだ。 それが、ちり紙交換のメカニズムがわかりはじめ、自分の仮説を現場で証明するおもしろさに目覚めてからというもの、 ちり紙交換こそ自分の天職ではないかと思えるくらい意識が変わっていた。 それでも、アパートをノックして回ろうかと思いついたときは、 そこまでやるちり紙交換はさすがに見たことがないなと一瞬躊躇しかかった。 だけど、冷静に考えたら、やりすぎだとかなんとか自分に言い訳をして、やらずに少ない量で帰るより、 思い切ってやってトラックを満杯にして帰ったほうがいいに決まっている。 「ここでノックできるかできないか、その差が人生を分ける。俺はノックできる人間になる」。 そう思った途端、恥ずかしいなどという気持ちは一切なくなった。 まさに、いま考えるとあれが私の、人生目覚めの瞬間だったような気がする。

ちり紙交換のトラックというのは、朝いっせいに出発して、夕方五時くらいから三々五々帰ってくるのだが、 私は昼に一度戻ってきて、荷を全て下ろし、荷台を空にしてまた出かけ、 夕方再び古新聞を山積みにして最後に帰ってきた。 一日に他の人の二倍以上は優に稼いでいた。 始めて一ヵ月やそこらで、十年選手でもできないことを私はやっていたのだ。 ちり紙交換こそが、メカニズムを追求しそれを徹底的にやれば絶対に勝てるということを身をもって知った、私の最初の経験なのである。

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経営エッセンス(書籍より抜粋)
●売らないという戦略(書籍「頭のいい人が儲からない理由」P75)

売りたいから売る、売れるなら売るべきだという姿勢は、ビジネスの世界においては必ずしも合理的ではないのである。 まず必要なのは目指すべきゴールを設定すること、次が、どのようにゴールに到達すればいいかの仮説だ。 その仮説のことを戦略というのだ。
  (略)
ウェブマネーのときも、市場で圧倒的なシェアを占め、ネット上の普遍的通貨になるというゴールを定め、 それを実現するためにはどうしたらいいか、ありとあらゆる仮説を考えシミュレーションを行った。 その結果、二年間は売らない、正確にいうと必要最低限しか市場に供給しないと決めたのだ。

※株式会社ウェブマネーは、インターネット専用のプリペイド型電子マネーサービスを提供する企業(2007年12月にJASDAQ証券取引所NEOへ上場)

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●戦略の立て方(書籍「頭のいい人が儲からない理由」P68)

戦略の立て方に関して、もう少し詳しく説明しよう。 まず、目標を設定し、次に自分のもっているリソースや与えられている諸条件をすべて書き出す。 そのうえで、こうすれば目標を達成できるという仮説を考えられるだけ挙げ、 比較検討しながらそこから最善と思われるものをひとつ選ぶのだ。 通常、この作業に私は十時間以上を費やす。逆に、それくらいやらなければありとあらゆる可能性を考え、 すべてを詳細に検討するなどということはできない。 考えられるすべての仮説から「これしかない」というひとつを選ぶことができたらそれを戦略として、 あとはその戦略を忠実に行うだけだ。 ただし、その戦略とて考えついたうちでいちばん成功の可能性が高そうだというだけで、 絶対的な正解ではないのだから、実務に入った後、さらに現在の戦略をしのぐ仮説が見つかったなら、 入れ替えることを躊躇してはいけない。

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●成果を得る臨界点(書籍「頭のいい人が儲からない理由」P17)

ビジネスにおける二の努力の結果は、断じて一・二などではない。 ビジネスの世界では、二の努力がもたらすのは五の成果だ。 言葉を換えると、成果が飛躍的に伸びる臨界点は、一と二の間にあるのである。 みんなこれを知らないから一でやめてしまう。もったいないことだ。 いくら努力してもうまくいかないという人はたいてい、この臨界点に届くより前に努力をやめてしまっているとみて間違いない。 これは、こういう風に考えることもできる。 結果に五倍の差があっても、それは能力が五倍違うわけではなく、努力を一でやめたか、やめずに二努力したかの違いである。

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●実行の前に完璧なイメージを作り上げる(書籍「頭のいい人が儲からない理由」P34)

私の知っている世に成功者と呼ばれる起業家たちは例外なく、 もうこれ以上無理だというくらいギリギリのところまで考えに考えて、 頭の中に完璧なイメージをつくりあげてから行動を起こしている。 まだ何も実現していないことを、あたかも見てきたかのごとく話せるくらいに。これが重要だ。
   (略)
極論すれば、成功者になれるかどうかはどこまで執念をもって考え抜くことができるかの差なのであって、 人と違うことが思いつくとか、フットワークがいいとかそういうことは、あまり関係ない。 だから、この国の礎となりたいという奇特な人以外は、見る前に跳べではなく、跳ぶ前にじっくり考えることを、つねに心がけていただきたい。

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●斬新なアイデアより、凡庸なスタートで(書籍「頭のいい人が儲からない理由」P133)

アイデア一発で億万長者になれるような夢を見て起業する人がたまにいるが、 それはまさに正解を知っていれば合格できるというドラゴン桜の発想だ。 たとえそれが本当に素晴らしいアイデアだとしても、それだけではなんの価値もない。 勝負を分けるのは、そこからいかに細かく丁寧に仮説と検証を繰り返しビジネスのコンセプトを決めていくか、高めていくかなのである。 だから極端なことをいえば、すぐに注目されて真似される斬新なアイデアよりむしろ、 スタートは凡庸でもそこから儲ける仕組みをつくったほうが、成功の確率は高いといえる。

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●成功のパターンを調べても未来はない(書籍「頭のいい人が儲からない理由」P137)

すでに市場ができあがっているところで、成功のパターンを調べてそれと同じことをやれば成功する確率は高いとみんな思い込んでいるが、 その思い込みになにか根拠があるのかと、私は逆に訊きたい。 過去の焼き直しというのはあくまでデススパイラルだから、そんなところに未来なんてあるわけがないのである。 成功に必要なのはクリエイティビティであり、イマジネーションであり、考えることであって、調べることでは断じてないのだ。

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●リーダーの上に立つメタリーダー(書籍「頭のいい人が儲からない理由」P164)

会社のトップというのは、社員一人ひとりというより、これら複数のリーダーを束ねるリーダーシップが要求されるのだ。
  (略)
部分部分をみると能力も高く人材も揃っているのに、全体になるとすぐに機能不全を起こす脆弱な組織というのは、 ほとんどの場合、リーダーの上に立つメタリーダーの人選や育成を誤ったからというのが私の持論だ。 リーダーとメタリーダーでは、役割も資質もまるで違う。 リーダーの延長上にメタリーダーがいると考えたら、必ずその組織は失敗するだろう。 メタというのはより上位の概念を表す接頭語で、この場合のメタリーダーは、リーダーのリーダーをいう。

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●メタリーダーへの転換は自動的には起きない(書籍「頭のいい人が儲からない理由」P169)

リーダーからメタリーダーへの転換が自動的に起こるなどということは期待しないほうがいい。
  (略)
リーダーがメタリーダーに変化するには、自分で意識的にフェーズのスイッチを入れ替えるよりほか方法はないのだ。
  (略)
そして、いったんメタリーダーにスイッチを切り替えたら、それまでのリーダーシップはあっさり引っ込めること。 メタリーダーでありながらリーダーのやることにいちいち口を出していたら、 リーダーは思うように力を発揮できなくて、結局、組織としての生産性を損ねることになるからだ。 メタリーダーはリーダーを支配しているのではなく、本質的にはリーダーがスムーズに仕事ができるための潤滑油のような存在なのである。

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●自分以外の適役にメタリーダーを任せる選択(書籍「頭のいい人が儲からない理由」P173)

会社が成長し組織が肥大化すれば、ポストの数も増える。 逆に、創業期のようにリーダーのカリスマ性で動く人の割合は、相対的に小さくなっていくのである。
  (略)
もし、自分にそういうメタリーダーとしての才能がないということがわかったら、仕方がない、 自分以外の適役にメタリーダーを任せるほかないだろう。
  (略)
ただし、そうなるとこれまでのように、絶対的な力をもつリーダーとして組織に影響力を与えることはできなくなる。 それでも、組織のさらなる成長と繁栄を望むのなら、その現実を甘んじて受け入れるほかないのである。

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