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大前研一書籍

大前流心理経済学 貯めるな使え!
大前研一(単行本)
講談社
発売:2007年11月9日
価格:1,680円 (税込)
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書評
 高度経済期のいざなぎ景気を超える景気拡大、といっても
 いまいち実感がわかないことと思います。

 当時はGDPの成長率や給料水準も大幅に伸びていましたが、
 現在は景気拡大とはいうものの、成長率はほとんどありません。
 言葉の意味を数字で調べると、現実がよくわかります。

 しかし、現実がまったく暗いものかというと、決してそうではない、と
 本書の中で大前研一は述べています。

 日本人の個人金融資産は1500兆円を超え、GDPの3倍にものぼっており、
 これは世界でも日本だけであるというのです。

 この5%が市場に流れるだけで、75兆円という、
 国の税収を遥かに上回る額が動き出します。

 ところがこのお金が全く動かない。この原因を、
 著者は日本人の「心理」が問題であるとします。

 そしてこの心理を正しく導くことが出来れば、
 この巨大な金融資産が市場に流れ込てくるのです。

 例えば、日本人は、「老後に不安」を感じつつも、年金支給額は
 世界で一番多いとう事実が述べられています。
 諸外国では、高齢者は金融資産を取り崩しながら、死のの瞬間に
 ほぼゼロになるケースが多いのですが、日本では貯蓄をし続け
 死の瞬間がもっとも資産が多くなるというのです。

 本書では、このような日本人特有の心理を生み出す原因と
 その“根拠のなさ”を解明していきます。
 
 アントレプレナーにとっては、この状態は大きなビジネスチャンスと
 いえるかもしれません。
 
 金融資産を抱える高齢者層の心理を解きほぐし、
 その資産を使ってもらえるような提案が出来るとしたら、
 そこには大きな市場が生まれることでしょう。
 

 本書では、日本人の特有の経済心理を変化させるヒントや、
 裏に隠されたビジネスチャンスについて、大きな示唆を
 与えてくれます。

 ビジネスチャンスを発見するためには最適な一冊です。

 さて、改めて新しい価値を生み出すアントレプレナーを志す方々は、
 以下の点を意識しながら本書を読んでみてください!

 1、高齢者をはじめとして日本人や市場の経済心理が
   消極的になっている理由を自分なりに考え、

 2、市場の心理を積極的にする方法を考え、

 3、そこにどんなビジネスチャンスがあるかを考えてみる

 をトライしながら読まれてはいかがでしょうか?

 これからの時代をリードし、新しい価値を創り出すには、
 市場の気持ちを積極的に変えうるビジネスを生み出して
 いかなくてはなりません。 

 考え、考え抜き、そして人々の心理を読みぬき、
 実行に活かしてください。
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